DMSOとアルコール

 

DMSOを飲む場合、同時にアルコール摂取をしないことがどれだけ大事かを知っておくべきです。

 

1960年代、アルコールとDMSOの効果をさまざまな組み合わせでテストされました。DMSOを摂取する場合のアルコールとの関係について、大切なことがわかりました。

 

アルコールとDMSOを同時に摂取した場合、DMSOはアルコールの有害な影響から体が保護されることがわかりました。マウスを使った実験では、致死量のアルコールをDMSOと同時に投与したところ、死亡率が50%から37%に下がりました。しかしここからが問題です。アルコールとDMSOを同時に摂取の場合、問題は起こりませんでした。問題となるのは、最初にDMSOだけを摂取し、その1時間後にアルコールだけを摂取した場合、死亡率が2倍になるという結果が得られました。そして更には、最初にアルコールだけを摂取し、その1時間後にDMSOを摂取した場合の致死率は、なんと4倍にまで増加することがわかったのです。

 

別の研究では、DMSOと少量のコニャックを同時に摂取した場合、DMSOのニンニク臭が完全に消えることがわかりました。この発見により、アルコールが代謝産物DMSを妨げ、DMSOが体内で分解された時にその形成を阻害することがわかりました。DMSが口臭の原因になっています。DMSOを摂取してから1時間後にアルコールを摂取すると逆効果となり、ニンニク臭が更に顕著になりました。アルコールを摂取てからDMSOを摂取するまでに時間が経過している場合、空気中でアルコール臭はしますが呼吸器の中では消えています。反対にDMSOを先に摂取した後アルコールを摂取した場合、DMSOはアルコールを分解する酵素であるアルコール脱水素酵素を阻害します。

 

DMSOはインスリン、コルチコステロイド、アトロピン等の薬物にも同じように作用します。DMSOが正しく使われれば、相互作用が起こり薬物の量を減らすことができ、薬物の治療目的の臓器や組織への容易な伝搬物質ともなります。